046 食料問題 地理の羅針盤第04話

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著書『一度読んだら絶対に忘れない地理の教科書』
動画授業のエッセンスを１冊にまとめた、系統地理の書籍版です。
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[@田中太郎-k9w6j]

◆食糧問題
・世界の人口増加→世界中の人々に食料を分配できるのか
　　FAO 国連食糧農業機関：食料や農産物の分配、増産の問題解決、人々の栄養の確保を図る
　→食料の生産量は人口増加を上回っている
　→平等に分配すれば必要量の栄養は行き渡る。しかし実際には飢餓に悩む国は多い。
◆食糧問題の地域性
〇東南アジア南アジア
　「緑の革命」・・・1960年代以降の農産物の高収量品種の開発、導入
　→食糧増産は達成されたが灌漑施設、化学肥料、農薬が必要。多額の費用が掛かり、導入できる農家とそれ以外の貧富の差が拡大。
〇東アジア
・中国：経済成長により肉類の消費量が多くなる
　→飼料用作物の価格の高騰
〇アフリカ
・サブサハラ(サハラ砂漠以南)：栄養不足、飢餓が問題
・サヘル(サハラ砂漠南縁)：過放牧により農地が砂漠化
・プランテーション農業によるモノカルチャー：自給用作物の増産が遅れる
〇アメリカ合衆国
・バイオテクノロジーの利用：遺伝子組み換え作物の開発が進む
・バイオエタノールの原料としてトウモロコシなどの需要が拡大
◆食糧自給率：国内消費量に対する国内生産量の割合
・食糧輸出国：アメリカ、フランス、オーストラリア、アルゼンチン、タイ
・食糧輸入国：日本、韓国、スイス、オランダ、西アジア、北アメリカ諸国、サハラ以南のアフリカ諸国　←外貨不足で援助に頼る。FAO、WFP(国連世界食糧計画)を通して援助
※食糧輸入国の問題：外国産の安い農作物の輸入により自国の農家が競争に敗れる　
　・外国の農産物の輸入制限、関税の設定
　・自国の農産物に対しての価格保証制度の設定
※バーチャルウォーター：食料を輸入している国において、もしその輸入食料を生産するとしたらどの程度の水が必要か

[@山田グラフギア]

2020年のノーベル平和賞にWFPが選ばれましたね

[@京大総人行きたいろうにんせ]

サヘルでは落花生が有名ですよね〜

[@ほととぎす-f6q]

FAO＝Food and Agriculture Organization
WFP＝World Food Programme
TPP＝Trans-Pacific Partnership

[@KH-pq1hg]

ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。